賃貸住宅に生活するのと、住宅を購入するのではどちらがいいのでしょうか?
どちらが良くてどちらが悪いということはありません。その人の考え方によって様々です。
ただ、自分の生活を判断するうえで知っておいた方がいいことはありますので、しっかり見てみましょう。
一見重いローンの心配がなく、住み替えも自由にできるという印象のある賃貸生活ですが、賃貸住まいも長期になると、家賃総額は膨大な額に達し月々の家賃も上昇していきます。 また、家賃には払いつづけても決して自分のものにならないという重い現実もあります。今後の家賃総額はいくらのローンに匹敵するのか、月々の家賃はどれ位になっていくのか、 現役生活引退後は十分に家賃の支払いができるのか…等々はしっかり考えておくことが必要です。
賃貸住宅に住んでいる人は賃貸に住み続けている理由を考えてみましょう。
「転勤族だから」「借金したくないから」「いろんなところに住んでみたいから」「購入などとても無理だから」などと色々な理由があるでしょう。
その他にも「社宅だから」「今の家賃が非常に安いから」という理由もあるかと思います。
しかし、住まいの問題は一生の問題です。一生涯を通じてどのような生活が自分にベストか、また、万一の場合のリスクもしっかり考えておいた方がいいでしょう。
例えば、もし一家の大黒柱に万一のことがあった場合、残された家族がどうやってその後の住居費を捻出するか、というのは非常に大切な問題です。
社宅生活の場合でも、「退職したらどうなるのか」「今の状態がいつまでも続けられるのか」という観点から考えておくことも必要です。